貿易チームのグエン バン ドンです。ベトナム調達を増やしていきます。
 今回はK社のお客様向けの船舶用扉・窓枠の製品について紹介したいと思います。

K社のお客様向けの鉄窓フレーム加工中

 このフレームの製作については、改善の話があります。当社と取引が開始したあとに、当社がどんな製品を取り扱っているか、当社のお客様はどんな製品を製造しているか、どんな品質レベルが求められるかを把握してもらうため、ベトナム工場の社長、技術者、工場長、設計者など重要なポジションの人たちを招待して、日本の工場を案内しました。
 当社と取引する前、ベトナム工場では曲げる製品については、ガスバーナーで鉄板を熱して曲げていましたが、お客様工場の加工方法を参考にして現地工場なりの曲げ加工設備を作り上げました。この加工設備は写真で紹介できませんが、図面通りの製品を作り、日本でも難しい部分まで完璧に仕上げることができ、お客様も驚いていました。品質も向上したので凄いなぁと思っています。

 次は、船舶用水密扉をご紹介します。

扉や窓の検査設備

日本製向け輸出製品は日本製スチールを
使用することにする工場の方針

ステンレス鋳物の扉のハンドル

 元々、お客様は下記の困り事があり、ベトナムで良い物が調達できないかとの相談を受けました。
 １． 中国の人件費や材料費の高騰による仕入単価アップ。
 ２． 溶接品質が悪く、手直ししながら我慢して使っている。過去には返品した履歴あり。
 結果として、問題解決が出来て大幅なコストダウンを達成できました。
 船に取り付け扉を閉めたときに隙間から水が入ってこないか、お客様の要求通りにベトナム工場で品質検査をおこないました。検査成績書と検査中の動画をお客様に提供したので、お客様も安心して頂けました。当社ベトナム製作品の溶接品質も良く、お客様の検査の手間も削減できました。

 ベトナム製の窓枠・扉を日本で製造している船に取り付けられているので、それが世界中を回れば格好いいなぁと思っています。日本のお客様が喜んでくれる品質レベルが高い製品も出来るので、ベトナムを誇りに思います。
 これからも高品質のベトナム製品を日本に提供できるよう頑張りますので、宜しくお願いします。

ベトナム産ライチです。

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