【海外出張と仕事の取組み】~入社から2年間での経験~
海外調達貿易チームの国枝です。
大学卒業後に新卒でコンヒラへ入社し、この春で3年目を迎えました。
私の所属している貿易チームでは自社製造チームや他社のお客様から製品のオーダーを頂き、ベトナムや中国といった海外協力工場で製造して輸入・納品しています。機械加工品や製缶加工品、鍛造・鋳造品といった幅広い製品を取り扱っております。
海外の協力工場で製作してもらっていますので、現地へ工場訪問をする必要があります。現地でお客様からの製品に関する要望や改善事項を直接伝えたり、製造工程を見学したりしています。工場の従業員は気さくでフレンドリーな方が多く、仕事にも熱心に取り組んでいてより効率的な製作方法の提案と実践をしてくれます。
実際のところ、貿易チームに入った当初は海外出張することに様々な不安がありました。
・語学が苦手
→現地で日本語を話せる方がいます。(普段のメールや電話のやり取りも日本語でOK)
→もちろん、海外とやり取りするので語学を発揮する環境は整っています。
※ベトナムでは貿易チームの先輩であるドンさんが通訳をしてくれます。
・治安が悪そうなイメージ
→現地は自動車での移動がメインになり、あまり出歩くこともありません。
※遠方の移動の際には公共交通機関を使用する機会もあります。
・現地での食事
→見た目にインパクトのある食べものもありますが、味は美味しいものが多いです。
→結果 最大の不安であった食事が今では一番の楽しみにもなっています。
日本とは異なる海外の価値観や習慣などを考慮して仕事をしなければなりません。
例えば、図面に指示がないからと機械加工後の「カエリ」や「バリ」といった出っ張りを除去しないで良いと認識する海外工場も中にはあります。細かいことかもしれませんが、海外へ注文する際には図面に事細かく記載しておくことが大切になり、お客様と海外工場に対する認識をすり合わせておく必要があります。
製作が間に合わないために出港納期ぎりぎりになって、製品の出港を遅らせたいと連絡してくることもあります。納期が間に合わなくなる可能性も含めて、ある程度余裕を持った納期設定で海外工場へ発注しておく必要があります。
入社当初は海外出張することに不安な思いばかりでしたが、海外工場へ訪問し実際に自分の目で製作工程を確認することで、モノづくりの大変さを実感することが出来ました。普段何気なく見ていた製品も現地の製作工程を見て「これほど手間のかかっている作業工程があるのか」と初めて気が付いたことも沢山あり、取扱製品に対する思いが強くなりました。
今後はこれまで以上に少しでもスキルアップをし、海外協力工場と国内のお客様、双方の要望や意見を落とし込んだ提案をすることでより良い製品の調達、販売ができるようになっていきたいです。
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