【熱交換器の無開放洗浄】~船員様の負担、手間をかけずに綺麗に~
神戸営業チーム入社2年目の岡部です。コンヒラに入社してから1年半の間で多くの経験をしてきましたが、まだ勉強しなければならないことが多くあります。先日、これまで経験することが少なかった工事を行いましたので、その工事内容について報告させていただきます。
今回の工事の対象の機械は熱交換器というエンジンの冷却に使用する清水を冷却する機械となります。熱交換器は定期的に清掃しておかなければ、冷却効果が弱まり、最悪の場合エンジンが止まってしまう可能性もある非常に重要な機械です。この機械は開放洗浄という洗浄方法が10年ほど前までは一般的でしたが、現在では無開放での洗浄を施工されるお客様が増加しております。今回のお客様は1年に1度、船員様で開放し1日かけて洗浄していましたが、船員様の負担の軽減や、コストダウンのため無開放洗浄を採用いただきました。
【施工内容】
海水の配管は船の方に取り外していただき、無開放洗浄のためのポンプや薬液の準備を行います。熱交換器の海水の入口側から薬液を注入し熱交換器内に薬液が充満してくると海水出口側から薬液が排出されます。熱交換器内に薬液が充満した状態で漬け置きするだけで洗浄が可能です。
洗浄前 赤錆の付着とゴミが周りについています |
洗浄後 赤錆や中のゴミもなくなりました |
洗浄前はチタンの部分に赤錆が付着している状態でしたが、洗浄後には赤錆が薬液によって洗浄され、メタルカラーが出ている状態になっています。工事内容としては薬液を付け置きし、数時間毎に薬液の循環を行うというシンプルな作業で洗浄が可能です。熱交換器を開放する手間もかからず、船員様の負担の軽減も可能となりさまざまな船主様から好評をいただいております。本工事内容にご興味がありましたら、一度弊社までお問い合わせください。
関連製品情報