【減圧脱水装置Umie】~ お客様のお困り事:消泡対策事例 ~
減圧脱水装置 Umie
神戸陸上営業チーム 阪口です。
いつも廃水減容化で弊社減圧脱水装置にて処理されているお客様並びに廃水処理を管理されているお客様にご紹介させて頂きます。
廃水(排水)は常に同じ性状・基質の成分であるとは限りません。
お客様が商品開発や新製品・改良等をされる中で、排水も変化します。
あるお客様で、廃水減容として減圧脱水処理されている工場がありました。
廃水の泡立ちは結構あると聞いておりますが、特に減圧下で処理する場合、常圧状態と比べ泡立つ可能性は5~8倍高くなると言われており、このお客様も減圧蒸留処理中の蒸留槽内での消泡効果が低く、持続性も悪い為に定期的に添加せざるを得ない状況でした。
折角廃水を減容しても処理後の凝縮水を汚染することとなり、二次処理負荷が大きくなる為、仕方なく原水槽へ戻すことになり、稼働率が落ちる悪循環となっていたところ、ご相談を受け、現状の状況を打開する為、次の対応を試みました。
写真1
蒸留中、泡立ちが治まることは無く 添加を繰り返してもダメでした。 |
泡立ちが治まった状態です。 |
① 先ずは現状の運転状況の把握
② 対象原廃水のサンプリング収集
③ サンプリングによる消泡剤選定試験の実施
④ 試験結果報告と開発品提案
試供サンプルで実際の効果をご確認頂くことで、装置を安心してご利用頂き、お客様に合った消泡剤や添加タイミング等を一緒に見つけ出すことはひとつの役目と考えております。
定期的な装置メンテナンスを実施することで、運転確認の際にちょっとした変化に気づいてご提案できます。
今後もお客様のお困り事に耳を傾け、対応させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
関連製品情報
減圧脱水装置 Umie