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【海洋生物付着防止装置 パイプガード】~使用方法と導入後のアフターフォローサービス~

パイプガード

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本社営業第三チームの渡部です。
8月~10月にかけてこの夏場の時期、船舶で懸念されるトラブル事項として海水配管とシーチェストに海洋生物の付着量が増えることが挙げられます。
今回は海水配管内に海洋生物が付着しにくい環境をつくる装置:海洋生物付着防止装置 パイプガードシステム(HPG/HPGTシリーズ)を現在ご使用いただいているユーザー様と本機の搭載をご検討中のお客様に向けて、制御盤の設定方法をまとめました。是非ご一読下さい。

1. 電流値の設定
パイプガードは電流値 高モード/低モード(電流値強弱)の切り替えがワンタッチで可能です。
※低モード固定で電流切り替えをされていない場合、電極棒の水酸化銅・水酸化鉄もしくはアルミの溶出量が不足する為に海洋生物が付着し易い状態にあります。是非、運転切り替えをご検討下さい。

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パイプガード制御盤 電流切り替えスイッチ
※本船ではPORT.ANC 着岸時、アンカーリングは高モードに設定。
                 / SEA 航海は低モードに設定。

2. 電極棒の交換時期
電極棒は設定電流により電気分解しますので寿命設定がございます。図面の表紙に電極棒の計画寿命を明記しておりますが、ここでは図面の計画寿命の確認以外での電極棒の消耗目安の確認方法をご案内致します。
電極棒の消耗目安は制御盤に設置された電圧計の値から確認可能です。その際、電極棒の取り換え時の電圧を運転記録表に予め記録することをお奨め致します。(電圧計の赤針が本船の電極交換目安の値となります。)

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制御盤 :電圧計

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運転記録表(例タンク式) 取扱説明書20ページ抜粋

3. その他のお問い合わせ
弊社製品では取扱説明書の最終ページにお問い合わせ窓口を明記致しております。不明点等お問い合わせがございましたら以下にご連絡下さい。担当から回答させていただきます。

例1)海洋生物の付着量が多いので電流設定を変更できないだろうか。
→上記の運転記録表と本船の使用方法を参照して適切にアドバイスさせていただきます。

例2)次回入渠予定日が変更になった。電極寿命を変更できないだろうか。
→上記の運転記録表と本船の機器仕様を確認の上、電極棒サイズの再選定を行います。

例3)使用方法がわからなくなった。再取説して欲しい。
→電話、E-MAIL、状況により訪船させていただきます。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

弊社の海洋生物付着防止装置は電極式です。1度取り付ければ1年以上の寿命設定期間内に本船乗り組み員による電極の交換作業が不要な為、例えば2.5年仕様電極の場合になりますとドック期間中に取り換えを行う事で本船側での取り換えにかかわるメンテナンス時間と経費が大幅に軽減できます。
船主様各位 是非ともご検討下さい。

以上

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