【「しんどい」から楽になる】
2019/01/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
「ニーズが縮小した、ニーズがなくなった」という言葉をよく耳にしますが、ニーズとは人間の欲求(ニーズ)なので、人が生活している場所には必ず何かしらのニーズはあります。では、誰が「ニーズがなくなった」と騒いでいるのでしょう?それは「ニーズが変わったのに、今まで通りに商売をしている会社や人」が言っているのだと思います。
では、なぜ多くの会社や人が新しいニーズにマッチした商売をしないのでしょうか。それはコネもなく、情報やノウハウも少ないため失敗や障害も多く、簡単に言えば「しんどい仕事」だからやらないのです。この「しんどい仕事」を別の言葉で言うと「開発」「開拓」「勉強」とも言います。しかし消えゆくニーズにしがみついて、今までと同じ仕事をしても、やがてニーズと一緒に会社自体が縮小し、最悪の場合リストラ、倒産します。そのため、いつも「自社の強みを生かせそうな、お客様のニーズはないか?」と目を光らせ、絶えず「伸びるニーズ、自社の強みを生かせるニーズ、他社が嫌がるニーズ」を探し、そのニーズに積極的にチャレンジしていくことこそ、会社や人が成長し続ける条件だと確信しています。
当社は舶用問屋業からスタートし、貿易業、メーカー業と次々変化拡大し、開発商品もフィルター、油浄化装置から、更に廃水処理装置など多岐に広がってきました。業界という視点で見ても、船舶業界から陸上業界へ、海外調達も中国からベトナムなどへ拡大しています。これは、決して自分たちでニーズを作ったのではありません。絶えずニーズの変化、誕生をユーザー本人から聞き出し、そのニーズに合わせてコンヒラが事業を変化・拡大・創出しただけです。逆に、縮小するニーズ・業界や、コンヒラの強みを発揮できなくなったニーズからも、コンヒラは積極的に縮小、撤退しています。そうしなければ、新しいことにチャレンジする時間を確保できないからです。
当社はここ数年も、舶用環境規制から生まれたニーズ、陸上で生まれた新しい環境ニーズ、装置業界で生まれた遠隔監視ニーズなど、新しいニーズにマッチした「しんどい仕事」に次々果敢にチャレンジしています。社員自身も新人事システムの導入によって新しいニーズにマッチした仕事に次々取り組みはじめました。人間はより良い生活を手に入れるため努力し、敢えて「しんどいこと」にチャレンジします。コンヒラもより良い会社になるため、今年も社員一丸で「しんどい仕事」に前向きにチャレンジしてまいります。今後のコンヒラをご期待くださいませ。