【ステップアップ】
2015/07/01|社員ブログ
本社製造管理チームリーダーの丹下です。
私の課業の一つに自社製品を製造・販売するために必要な機器・部品の購買があります。
当初は、私の購買に関する知識・経験不足から、前例にならった機器・部品を従来の購買ルート通りに購入する事しか出来ませんでした。また、それがベストの購買ルートだと思い込んでいました。
その後、先輩や仕入先の担当者に教わりながら購入品及びそれを使って製作する自社製品に関する知識を蓄積し、購入経験を積み重ねていきました。失敗をしたことも多々ありましたが、少しずつ購入品・購買ルートを見直していくことで、仕入コストダウンに繋げることが出来ました。(ステップ1)
仕入先・外注先の担当者と相談しやすい関係性を築いていきながら、仕入先には現在の購入品より高性能・安価な代替品を提案・調査してもらい、外注先には性能アップ・加工費ダウンに繋がる構造を提案してもらい、それを製品に反映していきました。
同時に短納期対応のお願いや仕入価格交渉もしやすくなりました。(ステップ2)
自社製品のラインナップが増え、今まで取り扱わなかった機器・部品を購入する機会が増えたことで、新たな仕入先・購入品と出会い、選択肢が増えました。
また、新規仕入先へ相見積もりを取り比較することで、従来の購買先からの仕入価格を見直すことにもなり、更なるコストダウンに繋げることが出来ました。(ステップ3)
今では社内外の方々からの購買に関する問い合わせにも、ある程度はすぐに答えられるレベルまで成長することが出来たと感じています。
仕入コストダウンとして徐々に成果として出ていますが、現状に甘んじることなく更なるコストダウンに努めていきます。
現在の課題は、昨今の円安に伴い海外調達品を始め、国内メーカー品も仕入価格がアップしている事です。仕入コスト増をそのまま売価転嫁という訳にもいかず、如何に性能を落とすことなく、コストを下げるか関係者を集め試行錯誤しているところです。これが成果として形となった時に、更なるステップアップが出来ると信じています。