【なぜ、この仕事をするのだろう?】
2018/12/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
現在、新しい人事評価システムの導入に向けてトライアル期間中です。このとき、目標設定の面談過程で面白い発見がありました。それは「なぜ、その仕事をしているのか?」かなりの確率で上司と部下の間で、または会社と社員の間で伝わっていない、または認識されていないという気づきです。
原因は、日ごろから「分かっているだろう」「伝えたつもり」「理解しているつもり」という思い込みが双方にあります。更には、仕事の目標・目的自体が部門長の中で、明確になっていない場合もありました。目標・目的が無い場合、当然目の前に来た仕事をただ処理する状態になります。この場合、処理することが目的になってしまいます。ですから処理する仕事がなくなれば、何もしなくなります。
そこで、現在各部署内で面談をおこない、「目標、期待、課題」を伝え、そのために「何を行うか(仕事の目的)」を上長と部下で明確にする作業を進めています。ここまで明確になれば、自主的に考え、自発的に動くことができます。更に言えば、その目標と行動がキチンと上長と共有され、進捗を確認していれば、さらに継続しやすくなります。
例えば、セブンイレブンではアルバイト店員に販売情報などあらゆる情報を開示して、商品発注計画をアルバイト店員に任せるそうです。そうすると、何が売れるのか、どう陳列すれば売れるのか、発注量を考え、陳列方法を工夫した後、実際に狙った売れ方をしたか自ら確認しだすそうです。これは「前月より、どうすれば売れるか?」という数値目標が絶えず店長とアルバイト店員の中で共有されているからなのです。
ところが、この「目標と目的の共有」が無いと、「指示されたとおりに作業して、作業が終わればジッと立っている」状態になるそうです。これはお店だけでなく、アルバイト店員本人のモチベーションも上がらず、自ら動かないアルバイト店員に対し、店長もイライラし関係も悪化します。そのようなコンビニは雰囲気が悪くなるので、お客様も減ります。
当社もあたらしい人事システムをきっかけに、キチンと一人一人と向き合い、会社/部門の目標を明確にし、その達成に向けて、各人が、何のために、何をすべきかを明確にするよう取り組みはじめました。これにより、一人一人が同じ目標に向かって、「なんのために?」を分かったうえで日常業務に自主的・自発的に取り組めるようになると信じています。これは、結果お客様満足につながると確信しています。今後のコンヒラにご期待ください。