本社製造チームの阪尾です。

このような機会を頂いたので昔の話をします。
私は７年前に妻を亡くしました。その当時、長男６歳、次男２歳とまだまだ母親が必要な時期だったため、いざ一人になったことにより、どうしたらいい？自分に母親の代わりは出来るのか？と色々な事が全部自分にのしかかってきて追い詰められていました。

私は自分自身の両親も早くに亡くし、妻の方の母親も高齢だったために頼りづらかったこともあり、自分一人で子育てと仕事を両立していく事になりました。
今まで子供のことはもちろん、家事全般を妻に任せっぱなしだったので、食事やお弁当は惣菜でほぼほぼ肉メインとなり野菜ナシの状態に。このような食生活を続けていると友人や妻の友人から「そんな食事してたら三人とも体壊すで。子供の身体のことちゃんと考えないと。」と言われ、まずは少しでも野菜を増やすことで栄養バランスが良くなるよ、とアドバイスをくれました。と言っても、料理をほとんどしたことない自分が考えたのは、キュウリ、トマト、レタスを切ってドレッシングをかけることだけでした。子供たちは当初ほとんど食べてくれなかったので、じゃあどんな料理をすれば野菜を食べてくれるのかな？と携帯で調べてみたら、ドレッシングは酸味が強いものが多くそれを苦手としている子供が多い、ということでした。そこでゴマドレッシングに変えてまろやかな味にしたところ、食べてくれるようになりました。
今では長男１３歳、次男９歳になり家族三人で担当を決め、私は買い物や料理を、長男は炊飯と料理補助を、次男は配膳と洗い物をし、子供達は昔野菜嫌いだったのに、今は率先してジャガイモやマカロニをゆでてポテトサラダ、マカロニサラダを作ってくれています。私もまだまだ料理は苦手ですが、子供たちが色々アレンジしているのを見て、今では肉じゃがを作れるようにまでなりました。

コンヒラへは中途入社して1年になりますが、入社当時アフターフォローで現場に行くことがあった場合には事前にしておくことや準備物に困っていましたが、上司や先輩が一つ一つ分かるまで教えてくれ、今では自分一人で事前準備や現場作業できるようになりました。
今後は自分も人に教えることができるように、自分がこれまで経験したことを生かせれるように、１つ１つ教わったことを、また自分が持っている溶接、ガス切断などの資格を活かし、より会社の力になれるよう自社製品の知識をマスター出来るように取り組んでいきます。