【ベトナムの若者のトレンド】
2020/09/25|社員ブログ
貿易チームのベトナム出身のグエン バン ドンです。私の業務は、ベトナム現地工場を調査し、ベトナム製の輸入を拡大することです。ベトナムで調達を考えているお客様がいれば、ご相談させてください。
今回のブログでは、ベトナムの若者のトレンドについて紹介させていただきたいと思います。
① 環境への意識
最近ベトナムでは環境に配慮するためにプラスチック製品の削減をしている傾向があります。レジ袋を使わずに、マイバックやマイかごを持ち、買い物する動きが積極的にあります。ちなみに、日本では2020年7月からレジ袋が有料化になりましたが、ベトナムではお店でもらえるビニール袋は無料です。
青く、清潔、綺麗な環境のため ビニール袋使用の制限をしよう!!! 約100円の不織布バッグ |
マイかご |
それに、ベトナムでは竹製やガラス製や草製のストローが流行っています。ストローといえば、ベトナムの若者にも「タピオカミルクティ―」は大人気です。
使い捨ての草でできたストロー |
自分専用ガラス製/竹製のストロー(持ち歩いて使う) |
私自身は使ったことはないですがFacebookでこの動きを見て、「素晴らしい」と思いました。環境に関するこのような動きには本当に応援していきたいと思います。今後ベトナムへ帰省か出張する時にぜひ使ってみたいです。
② Facebook などのSNSが普及
2020年9月時点のベトナムの総人口は、約9,700万人で、その中6,400万人(総人口の約66%)はFacebookを使用しています。SNSを使う人は将来ますます増えていくと思います。
ベトナムのSNS市場では若者から50代くらいまで幅広い年代でFacebookが主流となっています。Facebookのメッセンジャーアプリでは、無料のビデオ電話、無料チャット機能が整っていますので、使う人も多いです。みんな無料のアプリが好きです。日本人と同じですね。自分もベトナムにいる家族や友達と連絡するのは基本的にFacebookのメッセンジャーアプリを使っています。
Facebookの利用者数(⇒ソース)
自撮りをするのが好きな人が多いベトナム人の間では、きれいに着飾り、可愛く(または格好良く)撮れた自分の写真をFacebookにアップして楽しむことが既に生活の一部となっています。
それだけでなく、個人で何かを募る際もFacebookを利用する人も多いです。例えばベトナムから緊急で日本へ書類を送付したい時、「〇月〇日に日本に行く人いませんか、書類を送りたいです。」とか、休職中の人は、「今は失業していますが、〇〇の経験があります、皆さん良いお仕事はありませんか。あったら紹介してください。」などという投稿をよく見かけます。
また、ベトナムでは企業がFacebookの公式ページを持つのは当たり前のことです。求人もFacebookから行うことが増えています。今後もベトナムではFacebookを中心としたSNS求人は増えていくと思います。
③ 便利なモバイル決済「MoMo(モーモー)」の拡大
日本ではPayPayや楽天Payなどさまざまなモバイル決済システムが導入されています。ベトナムでもこの数年でその動きが大きくなってきました。
もともとベトナム人は銀行口座を開設している人が少ないので、モバイル決済システムの導入は遅れ気味ですが、ベトナムで現在最大手のモバイル決済サービス「MoMo」は銀行口座の登録が不要ということから利用者を次第に増やしています。
街中のレストランやカフェなど、MoMoのQRコードの表示がある場所で使えるのはもちろん、航空券の購入や光熱費の支払い、携帯電話料金のチャージもできます。
MoMoへのチャージ方法には、5つのチャージ方法があります。
1. MoMoと提携している銀行からの送金
2. 国際決済クレジットカード(VISA/MASTER/JCB Debit)からの送金
3. 国内のすべての銀行口座からの送金
4. MoMoの取引所でチャージする
5. ほかの電子マネーからの送金
MoMoへのチャージ方法には、柔軟性も感じます。
ベトナムに行ったことがない人には、ベトナムは田舎のイメージがあるかもしれませんが、最近はどんどん発展しています。スマートフォンの所持率の高いベトナムでは、今後もモバイル決済は更に拡大されると思います。
今年はコロナウィルスの問題でベトナム出張にほとんど行っていませんが、新しい日本のお客様との取引も増えて、お客様からもベトナムに行ってみたいと言って頂くことも多くなり本当に嬉しいです。コロナウィルスの問題がおさまったら是非一緒にベトナム出張したいです。
以上よろしくお願いいたします。