【指名される人材(会社)を目指して】
2019/06/01|社長ブログ
社長の山本太郎です
約20年仕事をしていて、特に最近思うことは会社が発展するためには「指名される会社」である必要があるということです。例えば、皆さんが普段買い物に出かけるとき、近所のお店でも偏りがあるはずです。それは意識する、しないにかかわらず「贔屓にして選んでいる(指名している)」からです。
当社は現在 問屋事業から、自社開発メーカー業へと突き進んでいますが、最近はお客様から「こんなの造れない?」とご指名をいただけるようになりました。これは本当に貴重なことで、自分から売り込んで買っていただく商売は当然必要ですが、それよりもお客様から「コンヒラでできない?」「コンヒラでやってよ」と相談をしていただけるとより事業として成長できます。指名される会社や担当の見分け方は意外に簡単で、指名される会社や担当には、わざわざ会社まで来ていただけるお客様や、困った時に直接かかってくる電話の数が多いことが特徴です。
逆に、お客様から「他社へ指名替え」をされるようになると、その商売はドンドン逃げていきます。例えば、担当窓口に対し不平・不満がある場合、お客様は担当替えを依頼してきます。それがかなわないと、お客様は徐々に別の会社へ発注を移し始めます。いくら契約の縛りや、社内の都合があったとしても、遅いか早いかの違いだけで、結局お客様が納得できる状態(担当に)するまでは絶えず購入ルートは変更され、自社の受注量も減っていきます。
ですから、色々な大人の事情(契約、約束)があったとしても、それでしょうがないと諦めるのではなく、必ず「お客様がご納得して、指名していただける会社(担当)」にする必要があります。そのためには、現在のやり方、考え方を変える必要が出てくるため、今までのやり方に慣れているメンバーに「変化を求める」必要が出てきます。場合によっては耳に痛いことも直言しなければいけませんし、担当替えも必要になります。しかし、多くの会社や組織では「身内が可愛く、身内を守るため」または「面倒なので前例に倣うだけで、何も変化させない」ために結局お客様を失ってしまい、ジリ貧に追い込まれる状況をよく見ます。
そのため、私はお客様の評価は担当者とその上長にキチンと伝え、改善を促しながら指名していただける人材に育成しなければいけないと強く思います。お客様の指名数は結局「売上高」という金額で明確に結果が出ますし、お客様からの頼られ度合いが高いほど、利益率も高くなります。そのためにも、コンヒラは今後も更にお客様に指名していただける会社を目指し、お客様のニーズに真摯に向き合いながら、開発と人材育成を進めてまいりますので、お気づきの点がありましたら、遠慮なくおっしゃってくださいませ。