【計画を映像で想像できるまで考える(目標達成に向けて)】
2020/04/01|社長ブログ
社長の山本太郎です。
前回はG-PDCAスパイラルの「G(ゴール/目標)を決める」について紹介しました。
今回は「P(プラン/計画)を立てる」について書かせていただきます。
第一に「計画はカラー映像で具体的に想像できるまで考え抜く」ことが大事です。計画と言えばどうしても中間目標や最終目標のみ書いてしまう人がいます。例えば「テストに合格するために、単語帳を一冊覚える」と計画してもカラーで想像することはできません。「テストに合格するために、単語帳を一冊覚える。そのために毎朝30分朝食前に単語帳を1頁復習し、新しく1頁覚え、夜に復習する」というように具体的で、カラー画像で想像できるまで想像し、考え抜くことが大事です。京セラ創業者の稲盛和夫氏の有名な言葉に「カラーで具体的にイメージ(想像)できるまで(計画を)考え抜くこと。そこまで考え抜くと、まるで自分が計画を達成できてしまったような錯覚まで覚える」とあります。
第二に「計画は目標達成に直接寄与する行動に絞る」ことが大事です。計画を立てていると当初の目標を見失い、ずれていく場合があります。例えば、「毎朝30分単語を復習する」「そのために早寝して7時間寝る」そのために「ご飯を21:00までに食べる」と芋づる式に計画をつくりすぎてもダメです。本来どこを目指したいかゴール(目標)を絶えずつかみ続け、ダイレクトに目標達成につながる行動計画を立てなければいけません。
第三に「完璧な計画にこだわらず、動き出す」ことが大事です。先ほど、カラーで想像できるまで具体的な行動計画を考えましょうと言ったため矛盾するようですが、完璧にしようとしすぎるとリスクが見えてきてしまい、リスクを避けるために「あれをしよう、これを準備しよう」と次々余計な計画まで考えてしまいます。このリスクは実際には起きないかもしれないのに、怖くて動けなくなってしまいます。多くの会社で開発、開拓が進みにくいのはこれが原因です。ですからある程度カラーで計画を立てれば、エイヤっと動き出し、動きながら計画通りにいかなかったとしても、PDCAの A(調整/改善)をすれば良いのです。あまりにいい加減な計画はだめですが、かといって神経質な計画を立てていてはいつまでたっても行動に移せなくなります。この矛盾したことを矛盾なくできるようになることも能力なのです。
本日お伝えしたかった「G-PDCAスパイラル」の P(行動計画)のポイントは以下の3点です。
1.計画はカラー映像で具体的に想像できるまで考え抜く
2.計画は目標達成のための直接寄与する行動に絞る
3.完璧な計画にこだわらない。まずは動き出そう
次回は「D(実行)」について書かせていただきます。