【ベトナムのバイクタクシー (XE ÔM-セーオム)】
2020/07/16|社員ブログ
貿易チームのグエン バン ドンです。貿易チームでは現地検品や打ち合わせ、新しい工場への視察などでベトナム出張をする機会がよくあります。出張で行ったときはタクシーをチャーターしたり、工場側が手配してくれる車に乗って移動しますが、複数の工場をまわる場合やちょっとした市内の移動などでは一般のタクシーを使います。ベトナムには市内を走る電車がまだできていないので、旅行者など多くの人にとって、タクシーは不可欠な移動手段となっています。日本ではタクシーといえば車ですが、ベトナムではバイクのタクシーもたくさんあります。今回のブログでは、日本には無いバイクタクシーを紹介したいと思います。
バイクタクシーは、ベトナム語では “XE ÔM”で、日本語では「セーオム」と呼びます。車のタクシーと違って普通のバイクとの見分け方が難しいかもしれませんが、ヘルメットを2つ持っており、暇そうにバイク付近におじさんがいれば、それは大体バイクタクシーです。念のため間違えないように、ヘルメットを2つ持っているかどうかを確認して、「バイクタクシーですか?」と尋ねた方がよいです。
ベトナム人から見ると、会話をしなくても韓国人、中国人、日本人をだいたい区別できます。それはその人の顔つきから分かります。突然、「ホンダ!」「ヤマハ!」「トヨタ!」「アジノモト!」と挨拶されたり、叫ばれることもあるかもしれません(笑)。(バイクの)ホンダ・ヤマハ、(車の)トヨタ、(調味料の)味の素などのブランドは、ベトナムに広く普及しており、日本人を見つけるとこのように呼びかけて注目してもらうベトナム人も結構います。このように呼びかけられたら、あなたが日本人であることはバレていますね。ベトナム旅行をしたことがある人は、このような体験はあるのではないでしょうか。
バイクタクシーの乗り方について紹介します。英語や日本語の単語がわかるバイクタクシーの人もいるので、乗る前にコミュニケーションできる言語を使用し、価格を交渉した方がよいと思います。
<バイクタクシーの乗り方>
① 行き先をバイクタクシーの人に告げます。
② 「◯◯まで行きたい」「いくらですか?」と尋ねましょう。
「いくらですか?」はベトナム語だとBao nhiêu tiền? (バオ ニュウ ティエン?)と言います。
この言葉はバイクタクシー以外でも使えて便利です。
③ バイクタクシーの人が「◯◯ベトナムドンかかる」と教えてくれるはずです。観光客や外国人の場合、高めの値段を言ってくるので、価格交渉した方がよいです。
④ 「高いわー」「高すぎるわー」ベトナム語だとĐắt quá (ダット クワー)・ Cao quá (カオ クワー)・Mắc quá(マック クワー)など嘆いたり、自ら価格提示することもOKです。1kmくらいで12,000ドン(約60円)が相場くらいだと思います。
⑤ 交渉すれば値下げしてくれるはずです。もし値下げをしてくれない場合、ほかのバイクタクシー探す振りをしたら、「いいよ」「OK」「乗れ」等と言われると思います。
⑥ 払ってもよい価格でも前払いはしない方がよいです。目的地に到着した後に約束した金額を払うのが確実です。無いとは思いますが、途中で降ろされるかもしれないですからね。
バイクタクシーの利点は、渋滞を避けて目的地に早く着けることです。バイクタクシー代が決まったのなら、バイクタクシーの人は早めにお客さんを目的地に送って、ほかの顧客を捕まえたいのです。もちろん、バイクに乗るのは車に乗ることより危ないので、慣れてない人・心配な人は車のタクシーの方が安心ですね。
もし一緒にベトナム出張するときがあれば僕のバイクタクシーに乗ってみてください。もちろん無料です。コーヒーショップまで送ります。本場のベトナムコーヒーをご馳走させてください。
次のブログではバイクタクシー第二弾をご紹介させて頂きます。
以上です。